農業協同組合新聞 JACOM
   
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現場に即した推進・販売体制へ 農家とのパイプを一層太く強く
―バイエル クロップサイエンス―


小澤江営業本部長
小澤江営業本部長

 バイエル クロップサイエンス(株)(ローレンス ユー社長、本社:東京都港区)は10月1日、日本バイエルアグロケム(株)とアベンティス クロップサイエンスシオノギ(株)の営業組織を継承してきた2営業体制から営業本部体制に移行した。
 営業本部は、農薬営業第1部(バイエル製品担当)、農薬営業第2部(アベンティス製品担当)、他の部門にあった原体営業部および輸出グループを統合したもので、営業本部長には小澤江氏が、営業副本部長には新里邦洋氏がそれぞれ就任した。
 営業本部(国内直販)には、サテライトオフィスとして北海道、東北、東京、東海・北陸、大阪、九州と全国6カ所に営業所が設けられている。それぞれに推進・販売・技術普及グループが置かれ、現場に即した的確かつ幅広い推進・販売・技術普及が展開される。
 「原体営業をも含めて、使用者にまで責任のとれる営業普及体制で臨んでいく。自分たちで出来ることは自分たちで責任を持ち、他のメーカーの協力を得なければならない場面は協調路線でいく」と小澤江営業本部長は本紙のインタビューに応えた。
 注目されるのは、技術推進と普及の強化に向けた積極的な取り組みで、系統一元品目の拡大はもとより現場での技術普及活動および防除暦対策などを強化していく中、速度をつけた推進を通し農家とのパイプをより太く強くしていくこと。
 「末端農家への多くの技術情報の中で、もっともよく見られもっとも役立っているのが防除暦」(小澤営業本部長)との認識から、「製剤メーカー、JA全農、同県本部、JA、卸、小売などのパートナーと一緒になって末端での市場の掘り起こしをはかっていく」(同)という。この中で、卸に対して「地域に根ざした取り組みで、汗をかいてくださる卸が大事」(同)という考え方は新鮮に映る。 (2003.10.29)

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