農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

 2社からの譲受品にシナジー効果がでる
《日本農薬》


用途別売上高

 日本農薬(株)(大内脩吉社長)は11月26日、『平成15年9月期決算短信(連結)』を発表した。
 それによると、当期の連結業績は売上高354億3000万円(前期比55億4700万円増、18.6%増)、経常利益4億7300万円(同2億9300万円増)、当期純利益1億400万円(同1100万円増)となり、三菱化学(株)および(株)トモノアグリカから譲り受けた原体・製品のシナジー効果がでた。
 国内農薬販売では、本年度新たに市場投入した水稲箱処理・本田いもち剤「ブイゲット粒剤」およびその混合剤などの自社開発品、新規導入の園芸殺虫剤および譲受品を中心に拡販に努めた。外資直販による欠落品の影響もあったが、譲受品の寄与が売上増に貢献した。
用途別売上高のウェート

 海外農薬販売では、西欧、米国で「ダニトロン」、「モンカット」を中心に伸長した。加えて、期中登録認可の綿・ポテト用枯凋剤が米国、スペインで上市され軌道に乗った。さらに、譲受品も中国、西欧で計画を大幅に伸ばし、韓国、台湾でも実績を確かなものとしている。
 化学品他では、家庭園芸薬剤の殺虫殺菌剤「アタックワンAL」およびシロアリ用駆除薬剤「コロニーバスター」などの新製品を上市し、譲受品もゴルフ場向けに拡販が進んだ。 

 

(2003.11.27)

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