農業協同組合新聞 JACOM
   
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塩野義製薬・赤穂工場の植・動物薬品製造事業を継承
《林化成》


林久二社長
林久二社長

 林化成(株)(林久二社長、本社:大阪市)と塩野義製薬(株)はこのほど、塩野義製薬(株)赤穂工場(兵庫県赤穂市)の植物用薬品および動物用医薬品の受託製造事業を継承することで合意した。塩野義製薬(株)は、医療用医薬品に特化する。
 化学工業専門商社の林化成(株)は、これにともない同社100%出資の新会社「ハヤシ アグロサイエンス(株)」を設立し、平成16年4月1日より受託製造事業会社として事業を開始する。本社は赤穂市に置き、社長には林化成(株)の林社長が就任する。
 ハヤシ アグロサイエンス(株)は、塩野義製薬(株)から土地・設備を借り受け、運営面でも同社の従業員、製造・品質管理システムと技術、環境マネジメントシステムを引き継ぎ、製品の安定供給および顧客サービスをいっそう高めていく。
 赤穂工場が受託製造しているもののうち主な植物用薬品(農薬)は、「トレファノサイド」(ダウ)、「ディ・トラペックス」(バイエル)の2製剤。林化成(株)は、新会社を全面的にバックアップし、平成16年度の売上高約20億円を目指す。 (2003.12.10)

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