JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

アグリビジネス業界ニュース

佐竹代表・中国糧油学会の名誉副理事長に就任
―サタケ―


 (株)サタケ(本社=東広島市)の佐竹利子代表は、中華人民共和国「中国糧油学会(CCOA)」の名誉副理事長に任命され、河南省で開催している「サタケセミナー」において3月27日、伝達された。
 同学会で役員に就任した外国人は、これまで、(株)サタケの前代表、故・佐竹覚氏だけだったが、今回の利子代表の就任で2人目となった。
 これは、中国におけるサタケの貢献が、中国当局に高く評価されていることを表しているもので、今回の任命により日中両国の食糧・油脂分野の繋がりが、より一層深まるものと期待されている。
 中国糧油学会は1985年に設立され、食糧・油脂分野における技術開発計画、標準化や近代化などに関し、中国中央政府に対して方針の提言をすることが主な役割。また中国内外における技術会議、シンポジウム、セミナー、展示会、出版、技術指導、講習会などの開催を担当しており、国家糧食局、中国科学技術協会と深い関係がある。
 「サタケセミナー」とは、サタケと中国糧油学会、河南省糧食局が主催している「佐竹糧食精深加工技術検討会」であり、河南省鄭州市において3月27日〜29日まで開催された。
 内容は穀類加工技術及び副産物の利用についての講演で、関係者360名と新聞4社が参加した。河南省は中国一の小麦産地であり、今回はサタケが開発した新しい製粉技術がメインテーマとなった。  (2003.4.2)


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp