農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

「未来に繋がる食の先端技術」テーマに「2003国際食品工業展」盛大に開催
―日本食品機械工業会―


サタケのブース
 食品関連機械の展示会としては、アジア最大、世界でも屈指の国際展示会として高い評価を得ている、2003国際食品工業展(FOOMAJAPAN2003)が「未来に繋がる食の先端技術」をテーマに、(社)日本食品機械工業会の主催で平成15年6月10日〜13日の4日間、東京ビッグサイト東ホールで開催された。
 26回目の開催となる今回は、出展企業606社が2397小間で、原料処理、製造・加工、包装、検査、搬送、HACCP関連、環境対策などの最新技術・機器を展示紹介した。FOOMA事務局では期間中、新たなビジネスチャンスを求めて、過去最大となる11万名余の来場者があったものと見ている。
ニューロングのブース
 また、アカデミックプラザ2003(大学など研究機関から54研究室が参加し、産学交流を図るもの)や、フォーラム2003(日本食品工学会主催:食のグローバル構造と課題ー食資源供給・輸送・加工から環境までーをテーマに食品研究の最先端情報などを発信)、「米の高付加価値化技術」をテーマに、美味技術研究会シンポジウムなど多彩なセミナー・シンポも開催され、質・量とも充実した展示会となった。
文化シヤッターのブース
 展示ブースでは、(株)サタケが、小型無洗米装置スーパージフミニ(SJR025A)の展示実演、好評の小型無洗米装置テイスティホワイトミニ(NTWP05A)の展示と、製造される無洗米サンプル・熱付着剤(タピオカ)の展示、軽量高性能で話題の穀粒判別器や一般初公開となった米の新鮮度判定装置「シンセンサ」などを展示紹介し、注目された。
 また包装関連機器の大手メーカー、ニューロング(株)は、食品の包装に欠かせないインパルスシーラーなど軽包装ポリ袋用シーラーをはじめ、同社が有する高度の印刷技術も紹介、関心を集めた。
 文化シヤッター(株)は、食品・精米工場で好評の高速シートシャッター「大間迅」をはじめ、美しい外観で気密性が高く、巻き取り音が静かで、障害物に光電センサが作動する安全機能があり、秒速2メートルで開閉する超高速アルミシャッターHSRを展示、開閉実演では多数の来場者を集めた。 (2003.6.16)

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