農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

メグミルクで記者懇談会開催 15年度事業計画などを発表
―日本ミルクコミュニティ―


 メグミルクの愛称で知られる日本ミルクコミュニティ株式会社(杉谷信一社長)では、6月12日、新宿区富久町の本社会議室において、記者懇談会を開催し、平成15年1〜3月期の事業概況と15年度事業計画、体制整備、2003夏期新商品などを説明した。
 日本ミルクコミュニティ(株)は、今年1月に新会社として設立され、1月7日より業務を開始した。同社では1〜3月を会社の基盤作りの期として位置づけ、新ブランド「メグミルク」の定着と、新会社としての体制整備を重点課題として推進してきた。
 その結果、メグミルク牛乳は計画を大きく上回り好調に推移したが、全体では発足時における物流の混乱などの影響により、計画未達となった。
 1〜3月期の売上をみると、メグミルク牛乳は販売計画の倍に近い55億円を売り上げたものの、牛乳を除く白物飲料と色物飲料が伸び悩み、全体としては販売実績は521億円で計画557億円対比93.6%となった。
 同社のフラッグシップ商品であるメグミルク牛乳は、広報宣伝・販売促進活動をリンクさせたマーケティングが功を奏し、新ブランド「メグミルク」の認知度は84.8%、好感度は63.3%といづれも高い調査結果(首都圏在住の女性400人を対象とした調査)を得た。
 体制整備では、生販一体体制の6地域事業部を置き、直営15工場(統合前18工場)、32物流拠点(統合前64拠点)、29営業拠点(統合前81拠点)に集約した。
 また行動規範の制定、相談窓口として、MEGホットラインの整備などによるコンプライアンス体制を確立する。さらに市場ニーズに適応した、タイムリーな商品開発のために、カテゴリー別商品開発体制の設置を図るなどの体制整備を進める。
 平成15年度の経営方針は次の通り。
 ア.経営基盤の安定化
  ○商品力・営業力の強化
  ○生産・物流のコストダウン
 イ.メグミルクブランドの拡充
  ○メグミルクブランド商品のシリーズ化による大幅なラインナップ強化
 ウ.MC05(ミルクコミュニティ2005)施策の着実な実践
 1.MCQS(クオリティシステム)の実践・定着
 2.牛乳トレイサビリティシステムの開発・導入
 3.お客様の声の企業活動への反映(お客様の声実現会議を開き応えて行く)など。
 平成15年度(4〜3月)の販売計画は、白物飲料で1,196億円、色物飲料他で1,402億円の合計2,598億円。 (2003.6.17)

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