農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

 土づくりでシンポ現地視察研修会も
《土づくり推進フォーラム》


後楽園会館で行われたシンポジウム(11月20日)

後楽園会館で行われたシンポジウム(11月20日)

 土づくり推進フォーラム(熊澤喜久雄会長、事務局:(財)日本土壌協会)は、広く土づくりに関心を持つ多くの人々の賛同を得て、従来より有機物のリサイクルと土づくりに関するシンポジウム、講演会、現地視察研修会などの活動を積極的に行っている。
 11月20日、東京都文京区にある後楽園会館で行われた『土づくり推進シンポジウム』では、最近、家畜ふん尿の適切な処理が重要な課題となっていることから「耕畜連携による土づくり」がテーマとされた。
 家畜糞堆肥による土づくりを促進していくためには、耕畜連携による体制づくり、品質向上など利用者のニーズに見合った堆肥生産、堆肥撒布体制など耕種農家の堆肥を利用しやすい条件整備、堆肥の特性と使い方の情報提供、産地の差別化、有機資源循環の地域づくりなどの推進が重要となっている。
 シンポジウムでは、今井克彦愛知県農林水産部農業経営課主査、長野進高知県JA土佐れいほく指導販売課長、鳥山輝寿群馬県JA赤城たちばな畜産課長、椎名正隆千葉県銚子市農業資源活用生産組合代表理事がパネラーとなった。コーディネーターを(財)日本土壌協会の猪股敏郎専務理事がつとめている。
 21日には、現地視察研修会として、古くから資源循環型農業を営み、首都圏有数の路地野菜産地となっている埼玉県川越地区を中心に視察が行われている。 (2003.11.21)

社団法人 農協協会
 
〒102-0071 東京都千代田区富士見1-7-5 共済ビル Tel. 03-3261-0051 Fax. 03-3261-9778 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。