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ランネートで適正包装賞を受けたデュポン(株)と三共アグロ(株)の関係者 |
優れたパッケージとその技術を開発普及する目的で実施される『日本パッケージングコンテスト2003』(主催:(社)日本包装技術協会)がこのほど開催され、農業関係からも「包装技術賞」、「適正包装賞」、「食品包装部門賞」(2件)の4件において、その栄誉に輝いている。 本コンテストは、わが国の包装分野における最大のコンテストに位置付けられている。材料、設計、技術、デザイン、ロジスティクス、環境対応、適正包装などあらゆる機能からみて食品、医薬品、化粧品、電気・器機部門などから年間の優秀作品を選定するもので、最高賞のジャパンスター賞をはじめ入賞作品にはすべて優秀の目印となるGPマークの使用が許される。
また、個装から外装まで、すなわち生活者包装、輸送包装のいわゆる”デザインからロジスティクスまで”を網羅した唯一のコンテストとして定評があるほか、アジアスターおよびワールドスターコンテストへと、世界の桧舞台への登竜門となっている。
第21回を迎えた今回のコンテストでは、包装技術賞「イチゴパックの宙吊り包装」(JA全農、JAあいち経済連、レンゴー(株))、適正包装賞「農業用殺虫剤ランネート45DFプラスチックボトル」(デュポン(株)、三共アグロ(株))、食品包装部門賞「JA遠州中央チンゲンサイ・包装改善」(遠州中央農協、静岡県経済連、王子コンテナー(株)、静岡王子コンテナー(株))、同「青果物の環境対応包装スライドロック」(レンゴー(株))を、それぞれ受賞した。
なお、農薬関係では2000年のコンテストで武田薬品工業(株)アグロカンパニー(現・住化武田農薬(株))と(株)吉野工業所が共同開発した、外せる板紙をラベル材に使用したプラスチックの量を大幅に低減させた農薬のボトル(パダンSG水溶剤、ベストガード水溶剤などに採用)が、最高賞であるジャパンスター賞に輝いている。 (2003.11.25)
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