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穀粒判別器の研究開発に「日本食品工学会技術賞」
《サタケ》


穀粒判別器(RGQI10B)
穀粒判別器(RGQI10B)
 去る2月25日、株式会社サタケ(本社:東広島市・佐竹利子代表)は、日本食品工学会より「2003年度日本食品工学会技術賞」を受賞した。
 受賞の対象となったのは、「画像処理による穀物品質の迅速評価技術」で、サタケ穀粒判別器の研究開発そのもの。受賞者はサタケの原正純(技術本部開発グループ選別・計測チームリーダー)、石突裕樹(同チーム主務)、土井貴広(同チーム主務)の3氏。
 8月4日に、東京大学農学部で行われる、日本食品工学会総会において、「2003年度日本食品工学会賞」の授与式が予定されている。
 日本食品工学会賞には、学会賞・研究賞・技術賞・論文賞・奨励賞・産学官連携賞があり、このうち技術賞は「食品工学に関する産業活動の発展に、特別な貢献のある業績を挙げた者に授与する」とされている。
 受賞した「穀粒判別器の研究開発」は、農産物検査が平成12年の農産物検査法改正により、平成13年から5年をかけて、国営検査から民間検査に移行することになったことを受け、客観的かつ効率的な検査の実施を目的に開発された。
 技術的には、穀物の外観品質検査のような人間が行う官能検査の機械化にあたっては、多くの情報を素早く認知し、人間が判断する感覚を数値化する手順、方式が必要となる。
 そのために、高速のハードウエアとソフトウエアの開発が大きな技術課題となるが、この課題を解決した「画像処理による穀物品質の迅速評価技術」が高く評価されたものだ。
(2004.3.19)


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