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アグリビジネス業界ニュース
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ごはんを食べよう国民運動推進協議会 |
平成16年度の事業計画では、(1)国内で自給可能なお米の重要性の再認識、(2)水田の価値と農業・農村の役割の再評価、(3)日本型食生活のよさの見直し、(4)伝統文化とお米のかかわりの再認識の視点にたって事業を展開していく。 なお、2004年は国連が定めた「国際コメ年」であることから、同協議会の行事などにおいては、「Rice is Life」(おコメ、私たちの命)のスローガンの下、世界の人々の半数以上が主食とするお米の大切さをアピールする活動を実施する。 具体的には、「ごはんを食べよう国民運動大会」を、岩手県、静岡県の2ヵ所で開催することや、「おむすびの日」の普及啓発、「ごはん食キャンペーン」の展開、食育実践資料の作成、などを行う。 総会の冒頭、木村尚三郎会長は「今年は国際コメ年ということだが、日本人1人当たりの米消費量は、年60kg以下、さまざまなお米に関するイベントや、ごはん料理コンテストなどの開催を通して、ごはん食の良さをPRしていきたい」と挨拶した。
情報交換会では、広島県農林水産部の豊田早苗主任が「お米フェスタ広島の概要と食の安全・安心対策事業」のテーマで講演、「最近は食育という言葉がよく使われているが、広島県農水部としては、農にこだわりたいということで、食農教育という言葉を使っている」と語った。 また、(社)農村環境整備センターの加納麻紀子研究員は、遊びと学びの場である「田んぼの学校」の実践活動を紹介した。 特別講演では、人気の料理研究家小林カツ代氏が「おいしく食べる幸せ“食の基本を考える”」のテーマで、炊きたての白いごはんの美味しさ、を力説、また石川県鹿西町の遺跡から、おにぎりの化石が出土したことにふれ、おにぎりと日本人との、古く長い文化的つきあいを、「手塩にかける」という言葉の意味も含め、面白く解説した。小林カツ代氏の巧みな話術と、ごはんを中心とした美味しい食べ物の話は、来場者を飽きさせないものだった。 (2004.6.22) |
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