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BG無洗米機3トンタイプ1基を増設
《鹿児島パールライス(株)》


新精米工場棟の全景
新精米工場棟の全景
 鹿児島パールライス(株)(松村一夫社長)は、昨今のBG無洗米の需要拡大に対応するため、新精米工場棟の建設、並びにBG無洗米機(3t/h×1基)の増設工事を進めていたが、このほど完成し稼働を開始した。また、6月24日には関係者ら150名を集め竣工式を執り行った。
 同社は、系統卸としては初めて、平成8年に(株)東洋精米機製作所との合弁会社、(株)鹿児島パールトーヨーを設立し、BG無洗米普及の先駆的役割を果たしてきた。
 同社のBG無洗米機は、近年のBG無洗米需要増からフル稼働状態となっていたが、今後、生協の無洗米取扱量拡大計画、学校給食での導入構想、業務用搗きたて米(DAYワン)の要望など、大幅な需要増が見込まれることから、この度、新たにBG無洗米機の増設を行ったもの。
 同社では、これまでの工場事務所棟を精米工場棟に大改造し、そこに新たに2基を設置できるBG無洗米室を新設、BG無洗米機を1基設置した。
 新工場棟は、食品の安全性に対する消費者からの要望が高まっていることを受け、従来の工場棟とは一線を画したゾーニング設計により衛生管理を徹底した。さらにエアーシャワー室も設置するなど、ユーザーの信頼に応える、安全で安心な工場づくりを実践している。
 6月24日の竣工式典は、県内の主要取引先をはじめ経済連関係者などが出席し、盛大に開催された。
 式典の冒頭、松村社長は「BG無洗米は、外食・中食への導入が進み、一般家庭でも拡大傾向にある。今後は益々熾烈な米販売競争が繰り広げられるものと思うが、BG無洗米機の増設を機に、お客様に必要とされる鹿児島パールライス目指し、事業を展開していく」と、抱負を語った。 (2004.6.29)



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