農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

中間純利益が大幅に伸長
《アグロ カネショウ》


 アグロ カネショウ(株)(櫛引博敬社長、本社:東京都港区)は8月10日、『平成16年12月期中間決算短信(連結)』を明らかにした。それによると、当中間連結会計期間の売上高60億2500万円、経常利益6億1800万円、中間純利益4億900万円となった。
 害虫防除剤から見ると、「アルバリン剤」、「レターデン水和剤」の需要増に加え、全国的なダニの多発生により主力の「カネマイトフロアブル」が順調に売上を伸ばし、「テルスター」の契約終了にともなう減収にもかかわらず、売上高は16億7700万円となった。
 病害防除剤では、有機銅剤の伸び悩みがあったものの、土壌消毒剤の買収および販売推進プロジェクトの立ち上げにともない、「バスアミド微粒剤」、「DD92」など土壌消毒剤分野が順調に実績を伸ばしたことから売上高は23億6300万円と顕著な動きを示した。
 除草剤は、非農耕地分野における「カソロン剤」の売上増に加え、全国的に藻類の発生が多かったことから「モゲトン粒剤」、「アークエース粒剤」などの水田除草剤の需要が増加したため売上高は10億4400万円となっている。
 その他では、韓国向け「カネマイトフロアブル」、「モゲトン」の輸出増加に加え、「ダゾメット剤」を中心とした原体・バルク販売の売上増加が著しく、全体としての売上高は9億3800万円となった。
 果樹、野菜、花きなど園芸農家を中心に技術普及を重視した農家直結型の営業方針が奏功した。当連結会計年度の見通しは、売上高105億円、経常利益5億円、当期純利益2億5000万円を予想している。
中間連結の生産実績
中間連結の販売実績
(2004.8.17)


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