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研修への抱負も力強く |
(社)日本植物防疫協会(管原敏夫理事長)主催による『第61回植物防疫研修会』(村井敏信研修委員長)が、9月22日〜29日までの8日間、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されている。今回の受講者数は72名。
植物防疫研修会は、農薬に新しく携わった人達が、植物防疫についての正しい知識や農薬の安全使用などを総合的に学ぶことを目標としている。また、農薬に対する一般消費者の不安を解消するためにも、使用現場で指導・監督者となる人材育成をも目指している。
1974(昭和49)年より開催され、当初は全国農薬協同組合(以下、全農薬)の主催で始動し、1982(昭和57)年からは農薬工業会も参画、2001(平成13)年より(社)日本植物防疫協会の主体となった。延べ受講者は4000名にのぼり、食の安全・安心を最前線でつかさどっている。
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4名の女性が受講 |
今回の受講者72名の内訳を見ると、農薬工業会ルート38名、全農薬ルート34名で、4名の女性が参加している。都道府県別には、東京都14名、北海道13名が突出し、メーカー・卸別では、シンジェンタジャパン6名、北興化学5名、BASFアグロ・カネコ種苗各4名、クミアイ化学・バイエル・サングリン太陽園各3名などとなっている。
受講生も8日間の研修に胸をふくらませ、「今回の研修を仕事に最大限活かしていきたい」(BASFアグロ・原田米一さん)、「8日間頑張ります。61回同期生の輪も拡げていきたい」(アグロパートナーズ・小林裕美さん)、「研修に真摯な態度で取り組み、今後の糧としたい」(日産化学・柄澤朗さん)と元気いっぱいだ。 |