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新規殺虫剤「R−153」 BASFが開発に着手
《日本農薬》

 日本農薬(株)(大内脩吉社長、本社:東京都中央区)はさきごろ、同社が独自に開発した新規農薬化合物、殺虫剤「R−153」(開発番号)について、BASF社と商業契約を締結し、この度米国において農薬登録取得に向けた開発に着手したと発表した。
 殺虫剤「R−153」の対象作物は棉、野菜、畑作で、対象害虫は鱗翅目類、甲虫目類となっている。同殺虫剤においては、日本では『アクセルフロアブル』(開発番号:NNI−0250)の製品名のもと、野菜類(鱗翅目類)、茶、甜菜(鱗翅目類、甲虫目類)を対象に開発が進められている。
 日本農薬(株)は、製品ポートフォリオ(品揃え)の充実を加速している。9月には自社開発の新規殺虫剤『フェニックス顆粒水和剤』(開発番号:NNI−0001)の農薬登録申請を果たし、これに続き『コルト顆粒水和剤』(同:NNI−0101)の開発も続く。
 約100億円を投資した総合研究所(大阪府河内長野市)における研究開発が、ここにきて大きく実を結ぶことになる。
(2004.11.15)


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