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高速発酵促進機SRAシリーズ 市場ニーズに対応し好評に推移
《サタケ》

 (株)サタケ(佐竹利子代表:本社・東広島市)では、本年春に、水分調整材を使わず短時間で有機廃棄物を堆肥化する「高速発酵促進機SRAシリーズ」を発売したが、畜産農家や畜産生産組合、法人・団体などのニーズに対応し、好評を博している。
サタケ 高速発酵促進機 SRA1000E
 その背景には、平成11年11月に施行された「家畜排せつ物の管理適正化および利用の促進に関する法律」が、平成16年11月1日より適用されるが、法律適用期日が目前に迫っており、それにともない、全国各地で浄化槽施設や堆肥化施設の建設が進められているという事情がある。
 サタケのSRAシリーズは、火力乾燥で発酵促進させる方式によって、発酵時間の短縮と高水分廃棄物への水分調整材(籾殻やおが屑など)の投与を不要にし、従来の堆肥化処理の欠点を解消した。
 シリーズの構成は、1日の処理能力2立方メートルのSRA200Eから20立方メートルのSRA2000Eまでの4タイプがある。
 昨今、環境問題への関心の高まりや、食品リサイクル法、家畜糞尿処理に関する法律の施行などにより、廃棄物のリサイクルが急務となっている。農畜産分野でも畜産糞尿や農産廃棄物の処理で大切なのは、単に「処理」するだけでなく、流通に乗せることができる肥料を「製造」することだ。
 そのために高品質な肥料が短時間で製造できる「高速発酵促進機SRAシリーズ」を開発・販売したもの。主に自治体、農畜産関連団体、畜産農家、食品加工業などを対象に販売されている。
(2004.9.14)


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