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アグリビジネス業界ニュース |
キャベツ種子でミス サカタのタネが自主回収を急ぐ 《サカタのタネ》 |
大手種苗の「サカタのタネ」(横浜市)が6月18日から販売した秋まき用キャベツ種子の一部に本来の能力がない商品があり、同社は9月15日、生産者やJAなどへの「おわび」を発表し、回収を急いでいる。 ミスがあったのは、「金春」(きんしゅん)という品種のうち20mlの袋詰めにされたロット番号「#198025」の種子で、袋の裏面に番号表示がある。 9月8日までに種苗店やJAなどを通じて1万2729袋、末端価格で約5120万円相当を販売した。 金春は一代交配(F1)種で、雌系と雄系を同じ畑で栽培し、花粉交配して種子を生産するが、今回はF1ではない種子を収穫してしまった。通常では起きない単純な採り間違いの上に、その後の検査過程でもチェックもれがあったという。 このため結球が良く、大玉になるなど金春本来の能力を発揮しない種子が袋詰めされた。同社では複合ミスの原因を厳しく検証。全社を挙げて対応しているとのことだ(広報宣伝部)。 回収は、問題のない他のロット番号の袋詰め種子、または遅まきに対応できる「金系201号」「金系201EX」と交換する。すでに育苗、定植されている場合は状況を確認して別途に対応する。 問い合わせ先はフリーダイヤル(0120)-33-7936。 |
(2004.9.21) |
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