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第31回国際福祉機器展過去最大規模で開催
《全国社会福祉協議会・保険福祉広報協会》

 第31回国際福祉機器展が10月13日〜15日の3日間、東京ビッグサイト東展示ホール全館を使用して、過去最大規模で開催された。
 今回は世界15ヵ国、645社が、総点数2万5000点を超える福祉機器・介護用品を出展。開催期間中約13万名が来場し、各ブースとも盛況を極めた。

注目された福祉車両のブース

 (財)保険福祉広報協会の末次理事長は「福祉機器は、障害のある人や高齢者の自立を支援・持続させるためにあり、要介護者の望む生活と、介護する人の介護力を引き出し安全で継続的なケアを援助するものだ」と、開催のあいさつでこの展示会の意義を述べている。
 会場には、膝に負担をかけないでつかまり立ちのできる電動椅子や、床ずれを防止する新素材など、最新の福祉機器・介護用品が展示された。来場者も、医療関係者、福祉施設関係者をはじめ、高齢者や車椅子で来た人も多く、身近で切実なテーマの展示会だけに、各ブースで熱心に説明を受けていた。
 福祉車両のブースには、トヨタ・スバル・三菱など大手自動車メーカーが出展したが、車椅子を使う人の立場に立って、乗り降りの利便性や走行中の安全性に配慮した車両を展示し、注目された。
(2004.10.20)


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