オンダイアエースなど 有力剤をラインアップ −大塚化学− |
その「オンコル粒剤」が今年に入り、パワーアップ1製品、新規混合剤2製品、マイクロカプセル1製品、の計4製品を新たにラインアップさせ、よりワイドになった。大型殺虫剤の登場から、ややシェアを狭められている同剤だが、これら4製品を強くアピールし巻き返しをはかっていく。 グレードアップされた4製品の横顔を見ていくと次の通り。 今回登録の適用範囲はイネミズゾウムシ、イネドロオイムシの2種害虫にたいしてだが、極めて優れた残効性を有していることから、今後ウンカ・ヨコバイのみでなく、近年発生増加傾向にあるニカメイチュウ及びイネツトムシの鱗翅目害虫についても適用拡大を予定しており期待できる。 また、箱処理用の殺虫・殺菌剤としては、既に上市されている『大塚ジャッジ箱粒剤』(同=ベンフラカルブ5%・プロベナゾール24%)に加えて、住友化学工業(株)開発の新規いもち剤デラウスとの混合剤『デラウスオンコル粒剤』(同=ベンフラカルブ4%・ジクロシメット3%)も上市(4月28日付登録)されている。 次に、野菜関係では『オンダイアエース粒剤』と『オンコルマイクロカプセル』が挙げられる。 これまでオンコルが得意とする害虫に加え、ダイアジノンのガス作用を含めた殺虫効果で、土壌害虫及び地上部害虫へとスペクトラムを拡げたもの。これからの秋野菜防除に、大きく貢献するものと思われる。
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