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国産バラを使用し、新化粧品を開発
−日本生協連・(株)ナリス化粧品−

 

 日本で初めて産地を指定し、管理栽培された国産バラを原料にした化粧品が開発された。商品名は「コープフリーリアススキンケアシリーズ」で、日本生協連が(株)ナリス化粧品(本社=大阪市福島区、代表者 村岡 弘義氏)と提携して 商品化したもので、洗顔料、化粧水、日焼け止め乳液、保湿クリーム等の6品種。

 原料のバラは、宮城県一迫町の生産者と協力し、品種を指定して栽培したもので、手摘みした新鮮なバラを用いて、エキスとローズ水を抽出したもの。
 従来化粧品に汎用されている原料のバラには、覚醒作用があるのに対して、この製品は香りの鎮静作用にこだわり、現代バラ(ハイブリッドティーローズ種)を採用した。香りの成分であるローズ水については、香りの強い咲き始めの時期の朝に、手で摘み取り、低温で蒸留し、特にさわやかな香りの良い部分を抽出した。


 原料を供給するバラ園(約2500坪)は、95年からバラの栽培を開始し現在では、約6800本のバラを栽培。年間約2tのバラの花びらを原料として出荷の予定。
 この化粧品の大きな特長は、活性酸素の消去に着目したローズエキスを全品に配合していることだ。

 バラは古くから化粧品に用いられている原料で、香りの持つ作用とともに、ローズ油、ローズ水のそれぞれに様々な作用が伝えられている。
 今回全品に配合するローズエキスは、活性酸素の消去に着目した成分。今回の商品開発に共同で取り組んだ(株)ナリス化粧品の研究により、ローズエキス成分から活性酸素消去効果が見出され、現在、化粧品への配合について特許を申請中だ。

 又今回の製品は、容器に工夫をこらし、出来る限り空気に触れず、一度手に取った製品が容器に戻らない二次汚染防止対策が考慮されたものとなっており、添加物も、防腐剤のパラペン等を使わない表示指定成分フリーの処方がされている。
 この製品は、その完成度はもとより、ユーザーの立場にたった生協らしい製品であると言える。

 価格は980円から2300円と、求めやすい設定で、6アイテムで年商10億円を見込んでいる。
 問い合わせは、日本生活協同組合連合会 渉外広報本部
            TEL 03−5778−8106




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