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省力・省資源の水稲用除草剤
トレディー顆粒まもなく発売へ
−日産化学工業−

 

 水稲除草剤事業においても抜群の実績を誇る日産化学工業(株)(藤本修一郎社長=東京都千代田区)は8月17日、省力・省資源の水稲用除草剤『トレディー顆粒』(製品名)の農薬登録を取得、新農薬年度からの販売に精力的に取り組んでいく。

 『トレディー顆粒』は、同社とJA全農が共同開発したピラゾスルフロンエチル(有効成分)と、アベンティス クロップサイエンス ジャパン(株)と同じくJA全農が共同開発した新規ヒエ剤オキサジクロメホン(同)を合理的に配合した水稲初・中期一発除草剤として登場した期待の一剤。

 本剤は、既に好評価を得ている極めて低成分で多年生雑草を含む広範囲な雑草に卓越した効果を示すピラゾスルフロンエチルと、ノビエ(発生前から2・5葉期まで)、カヤツリグサ類に高い効果を示し、残効性にも優れたオキサジクロメホンを合理的に配合した除草剤。水稲はもちろん環境に対する安全性の面でも高い評価を受けている。

 また本剤は、加圧散布器・田植え同時散布装置などを利用することにより、除草剤の散布労力の軽減と散布時間の短縮を果たした省力的・画期的な水田初・中期一発処理除草剤だ。製剤を顆粒化することで、10アール当たりわずか40グラムという他の剤型に類をみない軽量化・コンパクト化を実現した。

 さらに、最近課題となっている農薬空容器などの廃棄物が極めて少なく、「21世紀型除草剤:環境へ優しい心づかい」をキャッチフレーズに農業者及び社会に貢献できる製品に仕上がっている。販売は、JA全農を通じた系統一元。

 なお、この『トレディー顆粒』に続き、水稲用除草剤としてSU(スルホニルウレア)抵抗性雑草に対する効果を強化するため、クロメプロップを配合した「顆粒剤」「ジャンボ剤」と、シハロホップブチルを含有した「3葉期粒剤」をほぼ一年後に農薬登録の見込みであり、地域ニーズに対応できる充実したラインアップとなる模様。




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