”投げ込み用”の水稲用一発除草剤 「非SU型」のサムライジャンボ |
『サムライジャンボ』は、拡散性の優れる粒剤を水溶性フィルムでパックした期待のジャンボ製剤であり、オキサジクロメホン(MY−100)、ブロモブチド(S−47)、ベンゾフェナップ(MY−71)の3種混合剤として登場した。 平成13農薬年度から市場展開される『サムライジャンボ』は、日本農薬(株)1社のみが系統、商系の両ルートを通じて販売が行われるもので、「効果と経済性を両立させた水稲用除草剤として全国で普及推進活動を展開したい」(同社開発普及部)、としている。
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【解説】
現在、ジャンボ剤の市場は約20万5000ヘクタール(平成12年6月末)となっている。1998年に約12万ヘクタールへ伸長したのは、明らかにクサトリエースの登場であり、その後テクノスター、ナイスショット、ネビロスの各ジャンボ剤がつづいた。市場にある9剤のうちこの4剤が主流と見られる。 日本農薬(株)の『サムライジャンボ』は、この先行剤に対して「非SU型」のジャンボ剤に位置付けられ、最近問題となっているアゼナ類、ミズアオイ、ホタルイなどに対して極めて有効であり、大きな期待が寄せられている。 |