(株)クボタ 農業施設事業部(西村彰一事業部長)では、共同乾燥調製施設において、荷受から出荷まで食味品質ベースで管理するための機器として食味判定装置「味門番」を開発した。
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食味判定装置「味門番」 |
主な特長は、次の通り。
◎生籾を籾摺して、その玄米の食味値・タンパク・水分を測定する。食味値は水分15%まで乾燥したときの予測値で表示する。
◎粗選・籾摺の前処理部、定量・食味成分測定の測定部をコンパクトに収め、生籾から食味・成分を迅速に測定する。
◎連続処理方式により1時間当たり60サンプルの処理能力があるので、カントリーエレベーターでの荷受集中にも対応できる。
◎クボタ新荷受システムとの連動により、従来の品種・水分に加え、食味値またはタンパクでの自動食味仕分にも対応できる。
◎乾籾・玄米・白米の測定もできるので、各工程での品質管理にもつかえる。また測定データは営農指導や高品質乾燥・貯蔵のデータベース化にも応用できるので荷受から出荷までのトータルな品質管理にも有効利用できる等。
発売は13年1月からだが、すでにモニター販売の段階で、JAいわき等3JAに納入されている。
希望小売価格は単体で700万円。
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