福島市・卸町団地で開催された 「丸山 飛翔２１新世紀フェア」の会場のようす

　株式会社丸山製作所（内山治男社長）では、２月２０日〜２２日の３日間、福島市・卸町団地において、「丸山 飛翔２１新世紀フェア」を開催した。このフェアには、南東北（宮城・山形・福島）の果樹園芸農家１千名をはじめ、ＪＡ関係者、特約店・販売店関係者等が招待され、来場者に新型ＳＳをはじめラウンドスプレー・背負動力噴霧機・キャリー動力噴霧機・フル装備チェンソー等の最新鋭機器を展示紹介した。
　 今回のフェアで最も注目されたのは、最新型ＳＳ、丸山の「ステレオスプレーヤＳＳＡ−Ｖ１０００Ｃ／ＳＳＡ−Ｖ６００Ｃ」の２機種だ。このＳＳには次の様な特長がある。


◎「ステレオスプレーヤＳＳＡ−Ｖ１０００Ｃ」
　 □ワイドな視界 ・ルーフまで回り込んだ一体ガラスの採用により、ワイドな視界を確保した。
　　・上方視界も十分なので、低い樹間も作物を見ながらスムーズに作業が出来る。
　　・左右両側面は、視界を遮らない一体３次元ワイドガラスの採用で、路肩までの広い視界が得られる。
　 □作物にやさしいマイルドな外観・広い室内 ・キャビン前方を絞り込み、マイルドな曲線デザインを採用した。
　　・ガラス表面とキャビンを一体化、ヘッドライト回りにもカバーを施し、表面の凹凸を無くすなど、大切な作物を痛めないよう細心の設計が随所に生かされている。
　　・スラントルーフを採用し、狭い樹間のすり抜けもスムーズに出来る。
　　・電動格納ミラーはもちろん、送風機クラッチ、噴霧バルブ、噴霧圧調整などの全操作をキャビン内で行える。
　　・キャビン特有の閉塞感を感じさせない広い室内も、長時間の作業に最適である。
□エアコン標準装備 ・冷暖房完備なので快適な作業が出来る。
□送風機、噴霧も好評 ・送風機は風量２段切り替え方式。風量は、クラス最大９２０ｍ３／（ｍｉｎ）出口風速が強く、自然風に負けない大きな噴霧形状とノズル配置で噴霧の均一性、到達性に優れている。
　　・タレットノズル千鳥配列＆４分割で層の厚い霧を形成。樹種や各圃場の成育状況にあわせ、きめ細かな噴霧パターンの設定が出来る。
□足回りの良いＳＳ ・２ＷＳー４ＷＳの切り替えが出来るので、安定した高速移動や狭い樹間の小旋回などの走行性・作業性の両面で便利である。また足回り、シャーシもシンプル＆ストロングだ。
　　・前後輪とも全浮動アクスルを採用。共同防除に十分耐えうる設計がされている等。メーカー希望小売価格は７４０万円。

ステレオスプレーヤＳＳＡ−Ｖ１０００Ｃ

◎「ステレオスプレーヤＳＳＡ−Ｖ６００Ｃ」 は、全高１３３０ｍｍ、棚ＯＫのフルキャビンタイプで、一体３次元（曲面）ワイドガラスの採用等の特長は前機種同様。メーカー希望小売価格は、５７０万円。 フェア開催期間中、各機種とも評価が高く、かなりの成約があった模様だ。