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新規の水稲用倒伏軽減剤
テソロ水溶剤を市場投入
― ノバルティス アグロ ―

 ノバルティス アグロ(株)(デニス・ターディ社長、本社=東京都港区浜松町2−4−1)は、新規の水稲用倒伏軽減剤『テソロ水溶剤』(有効成分=トリネキサパックエチル)を潟gモノアグリカ(本社=静岡市)を通じ、平成13年5月より市場投入していく。
 『テソロ水溶剤』は、ノバルティス社の開発した一般名トリネキサパックエチルを有効成分とする新規の水稲用倒伏軽減剤。平成12年4月28日付で農薬登録を取得していたが、本年1月30日に無人ヘリコプター散布の適用拡大を取得したことから、本格的な市場投入となった。
 『テソロ水溶剤』は茎葉処理タイプの水稲用倒伏軽減剤で、有効成分トリネキサパックエチルはジベレリンの生合成を阻害し、稲の茎部伸長を抑えることで倒伏を軽減する。
 本剤は、茎葉からの吸収及び植物体内での移行が極めて速く、速効的に効果を現すため、農家による倒伏の予測可能な後半の時期、つまり出穂2〜10日前の散布で高い効果が期待できる。倒伏による被害は米の品質、収量に大きく影響を与えるため、本剤は特に高品質米を多く収穫したいと考える水稲農家のニーズにあった薬剤に仕上げられている。
 『テソロ水溶剤』は、粉立ちが少なく溶けやすい顆粒状の水溶剤となっており使い易いメリットがある。また、本剤は水稲への安全性が極めて高く、環境への影響も少ないため、安心して使用できる魅力もある。魚毒性葉A類相当、人畜毒性は普通物。
 なお、ノバルティス アグリビジネスとゼネカ アグロケミカルズは昨年11月13日に合併し、新会社「シンジェンタ」を発足している。日本におけるシンジェンタ設立は未だ発表されていないが、7月1日を目途に一連の作業が進められている。

  <問い合わせ先>
  〒105―6134 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易センタービル34階
  ノバルティス アグロ(株)広報担当 北原文代
  電話03―3435―5252 FAX03―3435―4010


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