〃遂に出ました驚異の効き目〃 八洲化学工業(株)(淺山哲夫社長)が、昨年より販売展開に入っている水田初・中期一発除草剤『キリフダ1キロ粒剤』は、その安定した効果及び高い安全性から好評を博している。同社では、当年度を本剤の飛躍の年にしたい考え。
平成11年8月24日付で農薬登録を取得した『キリフダ1キロ粒剤』は、三菱化学(株)が開発したノビエをはじめとする一年生雑草に卓効を示す新規ヒエ剤のインダノファンと、日産化学工業(株)が開発した、極めて低成分で多年生雑草を含む広範囲の雑草に卓越した効果を示すピラゾスルフロンエチルを合理的に配合した水田除草剤。
本剤は、低温時におけるノビエに対する速やかな効果の発現と、水中での優れた拡散性といった、従来にない特性を持った水田初・中期一発処理除草剤として登場したもので、各種雑草に安定した効果を示し、さらに優れた残効性が魅力となっている。
同社は昨年、『キリフダ1キロ粒剤』において、試験的販売展開の中で東日本を中心に約1万7,000ヘクタールの普及面積を確保した。ノビエ2・5葉期に余裕のある効果を示し、また低温時処理でも安定した効果があり、さらに2種混合剤で低成分であること、加えて毒性が普通物、魚毒性がA類相当ということで、一部減農薬栽培への使用もみられた。
八洲化学工業(株)では、平成13年度の育成品目としてバロックフロアブル、ウィンアドマイヤーグレータム箱粒剤、キリフダ1キロ粒剤の3剤を挙げるが、バロックではさらなる伸長を期待し、特に後者の2剤については、当年度を飛躍の年にしたい考えだ。
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