三菱農機株式会社(代表取締役社長=寛司 万人氏・営業本部=東京都新宿区富久町15−1三菱重工新宿ビル)では、平成13年下期新商品として中山間地域・小規模農家を対象とした、高性能小型トラクタ 4機種、乗用田植機2機種、管理機1機種を発表した。
今回は、小型トラクタ「Gbit」シリーズを紹介する。
◎三菱小型トラクタ「Gbit」シリーズ(MMT14・15・16・17)
中山間地域、小規模農家を対象に、特に女性や高齢者にやさしい安心感を与え、操作が簡単で作業性能が良く、手頃な価格の小型トラクタを目指して、新デザインのGbitトラクタシリーズを開発したもの。
セールスポイントは「本気、元気、人気」
・本気=安心のポジションから、余裕の作業が生まれる小型トラクタ。
・元気=大排気量エンジン搭載。気持ちにゆとりがうまれる小型トラクタ。
・人気=操作する人へ、やさしさの詰まった運転席を採用した小型トラクタ。
「Gbit」のネーミングは、G=Greatの頭文字「素晴らしい・優れている」の意、bit=コンピューター用語の「最小単位・ビット」即ち、三菱トラクタの最小シリーズで小粒でキレのあるトラクタという意味だ。
主な特長は次の通り。
1.シリーズは4機種
MMT14(9.9kw・13.5ps)、MMT15(10.7kw・14.5ps)、MMT16(11.4kw・15.5ps)、MMT17(12.1kw・16.5ps)
2.低ステップ、低座席、低車高
乗り降りが楽で、安心・安全運転ができ、特に女性や高齢者に安定した座り心地を与える親切設計。MMT16、17で、ステップ高さ430mm、シート高さ805mm、車高1780mm。
3.大排気量エンジン搭載
小さなボディに大排気量エンジン搭載。コンパクトながらも力強い余裕の作業ができる。AGS(オートグローシステム)とキー切り停止装置採用により、始動も停止も扱いやすいエンジンだ。MMT14、15は、排気量0.808リットル、MMT16、17は、排気量0.952リットル。
4.簡単操作の運転席
操作部は、主変速・副変速操作レバーを運転席左側に配置し、日本語表示ラベルと、簡単でわかりやすい直線変速方式を採用した。
5.パワーステアリング&オートブレーキターン(オプション・P仕様)
女性や高齢者にも楽に操作できるパワーステアリング採用と、旋回時にハンドルを切ると自動的に後輪にブレーキがかかるオートブレーキターン採用で、楽に簡単に旋回ができる。
6.マイコン式ロータリ水平制御(オプション・J仕様)
凸凹のあるほ場を均平に仕上げるJAC(マイコン式ロータリ水平制御/J仕様)機能を採用。操作も簡単できれいに仕上がる。
7.きめ細かな作業,PTO正転3段・逆転1段
きめ細かな作業が可能な、PTO変速正転3段、ほ場の四隅の土寄せに便利な逆転1段を採用した。
8.整備性も良好
フルオープンボンネット採用で、点検・掃除も簡単。草巻き付き防止機能採用ロータリで掃除も楽等。
希望小売価格は、MMT14S1が98万円,MMT15PJSが140万円、MMT16PJS3は148万円、MMT17PJS3で154万円。本年7月より全国で好評発売されている。
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