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単粒水分計を開発・新発売 穀物1粒ずつの水分を測定 ― 静岡製機 ― |
単粒水分計とは、穀物1粒ずつの水分を測定し、水分平均値だけでなく、その分布の形・標準偏差値等を知ることができる。 同社従来機CTR−800Eは、試験場やカントリーエレベーターなどで使用されてきたが、価格がネックとなり広く普及するには至らなかった。 主な特徴は次の通り。 ◎高性能・低価格 同社従来機CTR−800Eの測定部メカをそのまま引継ぎ、高性能は維持しながらも機能の簡素化、部品の共通化、プリンタのオプション化等により、大幅な低価格化を実現した。 ◎測定対象が多種 玄米・精米・籾・大麦・小麦・外国玄米・外国精米・乾燥中の籾の8種類の測定が可能。 ◎簡単操作 付属のスプーンで採取した試料を、本体試料投入口にあけ、測定ボタンを押すだけの操作で測定できる。面倒な前処理操作は必要ない。 メーカー希望小売価格は、米麦用単粒水分計CTR−200Eが20万8000円(消費税別)。プリンタセットはオプションで8万円(消費税別)。 この7月からの発売となるが、発売に先行して、先般開催された第5回ライスマーケティングサポートフェア(7月14、15日開催)において同機は展示実演され、業界関係者等から注目された。 同社では、年間500台の販売を予定している。なお、高機能機CTR−800Eは、試験場、CE向けに引き続き販売される。また、大豆・コーン用単粒水分計CTR−100D(価格30万8000円、消費税別)も同時発売される。 |
農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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