ヤンマー農機株式会社では、平成13年下期新商品として、ヤンマートラクター「Ke−1(D)」「Ke−2D」、ヤンマートラクター「US300シリーズ」、ヤンマー高速乗用田植機「VP4・VP5・VP6」、ヤンマー乗用管理機「GV17」、他歩行型全自動野菜移植機、枝豆収穫機、等を発表した。
本紙では、最初にトラクターKe−1(D),Ke−2Dを紹介する。
◎ヤンマートラクター「Ke−1(D)」「Ke−2D」の主な特長は次の通り。
1.パワーと粘りがあり、静かで快適な3気筒ディーゼルエンジン搭載。
・本格3気筒ディーゼルエンジン搭載。硬い圃場でも粘り強さを発揮する。しかも高齢者、女性に配慮した防振マウント構造により、低振動・低騒音を実現した。
2.使いやすくて安心感が違う“無段変速HST搭載。
・前後進の切り替えとスピードの変速操作は、クラッチを踏まずにレバー1本で簡単に行える。
・無段変速で、ユーザーや作業に合った速度調整ができる。
・クラッチペダルを踏むと、レバーが「中立」に戻り、走行をストップ。再発進も微速から安心して運転できる。
・操作レバーもハンドル左横に配置してあるので、前を見たまま操作できる。
3.細土作業や畦塗り作業に適した、HST無段変速の“ゆっくり速度”。
・無段変速HSTにより、細土作業や畦塗り作業に最適のゆっくり速度を実現。安定したキレイな作業ができる。
・圃場の出入りも、ゆっくり速度で安心して行える。
4.安定した作業と路上走行を実現“ロングホイルベース・低重心設計”。
・トラクター全体を低くし、またロングホイルベースにより、安定した作業と路上走行ができる。
5.低くて安心、乗り降りも楽な“低いステップ・シート”。
・使いやすい小さな機体に加え、ステップもシートも乗りやすく低く設計。地面により近いため、作業中の安心感が違う。
6.大きく見やすい“デラックスパネル”。
・フロントパネルの表示は、大きく解りやすい日本語表示を採用。
7.後進時のロータリーの上げ忘れを防ぐ“バックアップ機構”(Ke−1D,Ke−2D型式)。
・HSTレバーを後進にするとロータリーが自動上昇。四隅の仕上げなど、前後進を繰り返す作業での、ロータリの上げ忘れを防ぎ、リヤカバーの損傷が少なくなる。
8.畦際や四隅の土寄せがラクにできる“逆転PTO”(Ke−1D,Ke−2D型式)。
9.簡単操作の“エンジンキーストップ”(Ke−1D,Ke−2D型式)等。
希望小売価格は、Ke−1が89万5000円,Ke−1Dが98万円、Ke−2Dで112万円。この6月より全国好評発売中。