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新規水稲用一発処理除草剤
『トレディプラス顆粒』を市場投入

― 日産化学工業 ―

トレディプラス顆粒

 JA全農(本所:東京都千代田区)とアベンティス クロップサイエンス シオノギ(株)(本社:東京都千代田区)及び日産化学工業(株)(本社:東京都千代田区)は、省力的な水稲用一発処理除草剤『トレディプラス顆粒』の農薬登録を平成13年11月7日付けで取得し、この12月より市場展開に入る。
 本剤は、JA全農とアベンティス クロップサイエンス シオノギ(株)が共同開発したノビエに高い効果を示し、残効性にも優れる「オキサジクロメホン」(試験名:MY−100)と、アベンティス クロップサイエンス シオノギ(株)が開発したアゼナ等の一年生広葉雑草及びホタルイに対する効果の高い「クロメプロップ」(試験名:MY−15)、さらにJA全農と日産化学工業(株)が共同開発した「ピラゾスルフロンエチル」(試験名:NC−311)を合理的に配合した混合剤。
 『トレディプラス顆粒』は、加圧散布器・背負い式散布機などを利用することにより除草剤の散布労力の軽減と散布時間の短縮を実現できた省力的・画期的な水田初中期一発処理除草剤として登場した。製剤を顆粒化することで、10アール当たりわずか80グラムという、他の剤型に類をみない軽量・コンパクト・省資源を実現したことが大きな魅力となっている。
 『トレディプラス顆粒』は、すでに上市している『トレディ顆粒』、『トレディプラスジャンボ』に続き、トレディシリーズ(MY−100、NC−311混合剤)の第3弾に位置付けられる。
 今後の展開としては『トレディプラス1キロ粒剤』、さらに高葉令のノビエに卓効を示すクリンチャーを配合した『トレディワイド1キロ粒剤』も平成13年12月の上市を予定しており、今後一層多様化する水稲農家の除草スタイルのニーズに対応していく。
 なお、『トレディプラス顆粒』の販売は日産化学工業(株)が行い、3年後の販売目標を5万ヘクタールとしている。また、トレディシリーズ合計としては、15万ヘクタールを目指している。
<本件に関する問い合わせ先>
 日産化学工業(株) 農業化学品事業部営業統轄部 森山有紀男 電話(03)3296−8141


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