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待望の『アークエース粒剤』を上市 SU抵抗性雑草にも高い効果 ― アグロ カネショウ ― |
本剤は、ノビエなどの一年生雑草からマツバイ、ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリに優れた効果を発揮するブタクロール(マーシェットの有効成分)と、ウキクサ、アオミドロ、表層はく離の専用除草剤として好評を博すACN(モゲトンの有効成分)との混合剤として颯爽と登場している。 近年、水田除草場面において、除草剤抵抗性雑草や藻類、表層はく離の問題がクローズアップされているが、『アークエース粒剤』はこれらの課題を真っ向から解決する薬剤として開発された。全国の公的機関で「KH−183粒剤」の試験名で数多くの薬効薬害試験が展開され、水稲一般雑草に対する実用性が明らかとなり、平成13年3月26日付けで農薬登録を取得していた。 有効成分のブタクロール(日本モンサント(株)開発)は雑草発生前〜発生始期処理で、ノビエをはじめ一年生のカヤツリグサ科、広葉雑草から多年生のホタルイ、ミズガヤツリなど広範囲の雑草に優れた効果を示し、しかも長期間の持続効果がある。 一方、ACN(アグロ カネショウ(株)開発)は藻類、表層はく離、ウキクサに対して特異的に高い効果を示す。効果の発現が早く、処理後1〜2日で効果が見られる。また、持続効果は5〜14日で、水面下にあるイネ科・広葉雑草に対しても接触効果と光合成阻害を起こし、褐変・白化するものもある。 『アークエース粒剤』は、ブタクロールとACN両剤の相加・相乗効果で、より安定した除草効果を発揮する。特に、処理後は、はじめにACNが水面下の雑草の生育を抑制するため、ブタクロールがより効きやすくなることが大きな魅力となっている。 アグロ カネショウ(株)は、こと水稲用除草剤場面では地味な会社かもしれない。しかし、ここに来てモゲトン、モゲブロン、モゲトンジャンボ、アグロヒッター、そして今回のアークエースを加えることで新たな地歩を築きつつあると言えよう。 〔本件に関する問い合わせ先〕 |
農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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