石原バイオサイエンス(株)はこのほど、新殺線虫剤『ラグビーMC粒剤』(有効成分:カズサホス・3%)を市場投入した。同社はすでに、この分野で『ネマトリンエース粒剤』、『石原アオバ液剤』を手掛け豊富な経験を蓄積しており、本剤を加えることでさらにグレードを高める。
本剤は米国FMC社が開発したもので、その特長を見ると、センチュウに対して卓越した防除効果を示すことはもちろん、マイクロカプセル化といった新技術を導入したことで長い残効性を実現したことが挙げられる。
また、土壌害虫にも優れた効果を発揮するほか、処理や取り扱いが便利な「粒剤タイプ」にもっていったことが指摘できる。従来品に比べ、センチュウ防除に絶妙のコンビネーションでの製剤化を果たし、さらに製品の袋も改良され、イメージを一新しての市場投入となった。流通は、系統、商系の2元。
本剤に先行し、石原バイオサイエンス(株)では、幅広い作物に対してより安定した線虫防除効果を有する『ネマトリンエース粒剤』及び生育期処理剤の『石原アオバ液剤』を手掛け、当分野で豊富な経験を蓄積している。特に、『ネマトリンエース粒剤』は、この分野の粒剤としてポールポジションを確保し、他製品の追随を許していない。
同社では今後、『ラグビーMC粒剤』において、適用作物及び適用害虫の拡大をはかり精力的な普及推進を展開していくが、特にレタス、キャベツ、ほうれんそう等の葉菜類や豆類への拡大が期待されている。
なお、石原バイオサイエンス(株)では、基本ポリシーとして「生産者農家により近いところでの普及推進」をモットーとしているが、この一環としてこのほどフリーダイヤル『石原テレホン相談室』(0120−148057)を開設した。農薬に対する農家からの質問、また製品の特長や技術指導、さらに栽培全般に至るまでの相談を受け付けるもので、現場のニーズを的確に把握することにより、サービスを一層高めていく。「石原いいな」で覚えたい。
詳しくは石原バイオサイエンス(株)のページへ