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アグリビジネス話題の製品

業界初の「押し回しキャップ」を採用
『ランネート45DF』を新発売

― デュポン ―

ランネート45DF

 デュポン(株)(山本雅俊社長、本社:東京都目黒区)は10月1日、日本に上市(1970年農薬登録)して30年来の実績を持つ大型殺虫剤、ランネート45水和剤の製剤処方を改良し、『ランネート45DF』として新発売した。業界初の「押し回しキャップ」の採用などに特長がある。
 ランネート(有効成分:メソミル)は、オオタバコガ、ハスモンヨトウ等のりんし目害虫をはじめアブラムシ、スリップス等吸汁性害虫にも卓越した効果を発揮することなどから、切れ味の鋭い速効性のカーバメート系殺虫剤として多くの農家に愛用されている。
 今回の新しいDF製剤の特長を見ると、一段と粉立ちが抑えられ、薬液調整時の安全性がさらに高まったことが挙げられる。また、流動性が向上し計量し易くなっていることも特長にある。必要な時に必要なだけ、いつでも使用できるよう500gの大型容器とし、専用の計量カップが添付されている。さらに、誤飲・誤用を防止し、保管時の安全性を高めるため、業界で初めて「押し回しキャップ」を採用したところが見逃せない。
 デュポン(株)では、今回の『ランネート45DF』の上市を機会に、普及活動の強化、物流コストの合理化、登録内容の充実等をはかり、3年後の2005(平成17)年には販売数量約700トンを目指している。
 なお、本製品は宇都宮化成工業(株)が製造し、デュポン(株)が販売元となり、三共(株)、クミアイ化学工業(株)、日本農薬(株)、北興化学工業(株)、武田薬品工業(株)から販売されている。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)