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分析作業の低コスト・省力化を実現 新開発のガスクロ用大量注入口装置 「ラヴィストマ」 ― (財)雑賀技術研究所 ― |
これらの化学分析に欠かせないのが、ガスクロマトグラフィ(ガスクロ)という分析方法と装置だ。これは予め前処理した試料をガスクロに注入、ガス化させてその成分を検知(定性・定量)する方法である。 ガスクロに注入する試料は、基本的には多い方が感度がよくなり分析データの信頼性も上がり、サンプルの前処理作業も簡略化され、分析作業に要する時間・費用が少なくてすむ。
この程開発された大量注入法とその装置を用いることで、低コストで省時間、しかも簡便で分析値の信頼性も大きく向上する。(財)雑賀技術研究所では、日常の分析作業からこの点に着目し、独自の技術でこの画期的な方法と装置「ラヴィストマ」を完成させた。 「ラヴィストマ」の名称は、Large Volume Injection(大量注入)と注入口を構成するライナー部分の形が胃袋に似ていることから、stomach(胃)を組み合わせた造語。 価格は1セット280万円で11月1日より全国販売される。販売は(株)エミネット(和歌山市黒田422 TEL 073-473-6678)が担当するが初年度50セットの販売を予定している。 |
農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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