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ビオフレックスマルチを機械で展開
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アキレス(株)(東京・新宿)は生分解性プラスチックを利用し、農作業の手間を軽くするマルチフィルム「ビオフレックスマルチ」を12月から新発売した。
同製品は、土の中のバクテリアやカビなどの微生物によって水と二酸化炭素に分解される特性を持った「生分解性プラスチック」を利用した農業用マルチフィルムで、2〜6カ月の間に徐々に分解され、堆肥中や湿った土の中で跡形も残らず消滅する。
通常のポリマルチフィルムでは、使用後(作物収穫後)の片付けが非常に手間のかかる作業となるばかりでなく、使用後のフィルムは産業廃棄物として処理しなければならないため、費用もかかるのが欠点。新製品は、(1)使用後にフィルムをはがすことなく、そのまま土の中に鋤き込めるため、作業の大幅な効率アップが図れる、(2)ポリマルチフィルムと同等の強度があり、通常の機械展張が可能、(3)地温上昇効果や雑草防止効果は通常のポリマルチフィルムと変わらず、フィルムをはがさずに機械収穫ができる、(4)生分解性プラスチック100%なので、土壌を汚染しない――などが特長。
同製品の規格は、厚さ0.02mm、幅95cm・135cm、長さ200m、参考上代価格は95cm幅6000円、135cm幅8500円。初年度売上げ目標は1億円。▽問い合わせ先―アキレス(株)電話03−3225−2108