JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

アグリビジネス話題の製品

精米工場の作業迅速化に対応
新型の高性能パッカー及びメカパレを発表

―(株)東洋精米機製作所 ―

 (株)東洋精米機製作所(本社=和歌山市・雑賀慶二社長)では、12月4日、同社のトーヨーライスセンター関東工場(埼玉県坂戸市)において、超高速包装を実現した「東洋ソニックパッカーXPー3000」と、これに対応した「トーヨー高速メカパレTPー3000」の2機種を実演発表した。
 昨今の精米工場では、受注後翌日納品、即日納品というユーザーからの要求に対応するため、交代制勤務の導入など厳しい状況があり、作業の効率化・迅速化は必須となっている。
 そうした状況を踏まえ、今回発表された新製品は、短時間生産だけでなく安全確実で無駄なく生産できる新時代の精米工場のニーズに対応した高性能機種である。新機種には次のような特長性能がある。

◎東洋ソニックパッカーXPー3000
東洋ソニックパッカーXP-3000
東洋ソニックパッカーXP-3000
 このパッカーは、業界最速の30袋/分(5.6kg〜450g包装時)という超高速包装を行えるのが最大の特長であり、ソニック(音速)の名称も超高速包装性能からきている。
 この超高速包装を可能にしたのは、○新設計の計量器による高速・高精度の計量、○毎分30袋包装に耐えうるシール部分を新開発、○蛇行せず確実に袋送りが出来る新技術と、米袋デザインもカット位置マークとして読み取れるフルカラーマークセンサーの採用、という3つの最新技術の採用によるもの。
 同機はさらに、操作性の向上、安全機能の向上も併せて実現しており、高速化に伴うさまざまな課題を解決した。精米工場が抱えている製品ロス、時間ロスの発生を最小限まで削減出来る究極の全自動計量包装機だ。価格はXP-3000が3200万円、ハイジーン装置HPー5が100万円(必備)。

◎トーヨー高速メカパレTPー3000
 東洋独自の技術で生まれ、精米工場の合理化、省力化に実績を持つメカパレを、大幅にバージョンアップさせたのが「トーヨー高速メカパレTPー3000」だ。このメカパレは、従来型比1.5倍の毎分30袋という超高速処理を実現した。
 多品種少量、短時間生産などユーザーのニーズに確実に対応する。しかも省エネ、静音、操作性向上など、精米工場の合理化を推進する機能も追加した。またパレット供給装置とチェーンコンベアーを装着することで、パレットの供給から取り出しまで完全自動化を実現した。これによりロスタイムを最小限にし、精米工場全体のロスを大幅に削減した。
 トーヨー高速メカパレTPー3000関連の価格は次の通り。

トーヨー高速メカパレTP-3000
トーヨー高速メカパレTP-3000

・TPー3000 1650万円
・システム付属装置 125万円
・パレット供給装置
 パレットラック 168万円
 キープコンベアー 25万円
 チェーンコンベアー(S) 42万円
 チェーンコンベアー(L) 67万円
 ローラーコンベアー 25万円
・制御板 160万円(価格はいづれも税抜き)。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)