シンジェンタ ジャパン(株)(デニス・ターディ社長、本社:東京都中央区)の殺虫剤「アクタラ」は、ここに来て適用作物・害虫を大幅に拡大し、より一層使い易くなった。無登録農薬問題から波及した改正農薬取締法にも十分対応しうる殺虫剤として大きな期待が寄せられている。
「アクタラ」は、チアメトキサム(有効成分)を含有した新規のネオニコチノイド系殺虫剤で、従来のネオニコチノイド系殺虫剤に比べハモグリバエ類を含む双翅目害虫及びコガネムシ類の幼虫などの鞘翅目害虫も防除でき、その防除範囲を拡大している点で第二世代と呼ばれている。
「アクタラ」は、野菜園芸用としてチアメトキサムを0.5%含有する粒剤と、チアメトキサム10%を含有した顆粒水溶剤の2タイプがあり、粒剤は主に各種の蔬菜類の定植前後に使用しアブラムシ、コナジラミ、スリップス、ハモグリバエの予防防除を可能としている。一方の顆粒水溶剤は、2000倍〜3000倍の希釈液散布処理で、アブラムシを中心とした防除体系の中で、ハモグリバエ、スリップス、コナジラミなどを同時防除できるといった大きなメリットがある。
このように優れた特長を有した「アクタラ」だが、2001年8月の農薬登録の取得以降、今年に入り4月、8月、10月と粒剤では3作物から11作物に、顆粒水溶剤では5作物から16作物に適用作物・害虫の拡大が進み大幅に使い易くなった。
さらに、今後も各種の野菜類に積極的な適用拡大が計画されており、改正農薬取締法にも十分に対応しうる薬剤として大きな期待が寄せられている。
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