アグリビジネス話題の製品／ＪＡＣＯＭ

　防除機、管理機などの大手メーカー（株）丸山製作所（本社・東京都千代　内山治男社長）では、専業農家のニーズに対応し、水田走行性に優れた乗用管理機ＢＳＡ－535Ｊシリーズの販売を開始した。
　主な特長・性能は次の通り。
　◎最適な重量バランスによる走破性・安全性の向上
　前輪55％、後輪45％の理想的な重量バランスを実現し、圃場への出入りを考慮した。また、薬剤タンクの搭載位置を機体中央部にする事で、満水状態から空になるまで前後バランスが変わらず、優れた走行性を発揮する。さらに1500ｍｍのロングホイルベースで、湿田での走破性能が向上した。
　◎薬剤を選ばない最適なタンク形状と撹拌能力
　薬剤の沈殿が少ない理想的なタンク形状で、容量は500Ｌ（最大525Ｌ）と作業効率がアップ。プロペラ式撹拌＋噴流撹拌で撹拌性能が向上した。薬剤が少なくなると噴流のみで撹拌する設計がされており、泡立ちが少なく残液の少ない構造になっている。
　◎丸山が誇るユニフローポンプを搭載
　動噴は、吸水効率が良いクラス最大の70Ｌ／ｍｉｎのＭＳ800Ｓを搭載。余裕のある作業ができる。
　◎エンジンは力強い定格出力11．5ＰＳ（最大16．5ＰＳ）を搭載、走行速度は前後進とも9段変速で、きめ細かな作業が出来るなど。
　メーカー希望小売価格は、ＢＳＡ－535ＪＳで280万円、ＢＳＡ－535ＪＤＥＳが335万円（ともに税別）。

（２００３．５．１９）