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残留米ゼロのコンタミ対応機種第3弾「新型石抜機」を発表
―東洋精米機製作所―

新型石抜機
 (株)東洋精米機製作所では「新型エレコン」、「新型精米機」に続くコンタミ対応機種第三弾として、残留米ゼロで、糠ホコリが残らずロス米の発生が極めて少ない「新型石抜機」を開発し、この程その概要を発表した。
 従来の石抜機は、ロット終了後、撰穀板上にどうしても数キロのコメが残り、それが次のロットに混入する原因となっていた。
 また、この残留米は、清掃により除去することができるが、その中には石などの夾雑物が混じっているため、製品としては使用できず、歩留り上、大きな損失となっていた。
 この度、同社が開発した「新型石抜機」は、このような従来の石抜機の不備を解消しただけでなく、作業員の清掃に頼ることなく、「機内の残留米ゼロ」、「糠ホコリの自動清掃」を実現した、高衛生型石抜機だ。
 同社では、今後発表する石抜機についても、中小型の2機種の追加を予定している。また残留米が不可避なシフターに替る小米分離機の発表も予定している。

 ◎「新型石抜機」の主な特長

 ・石抜き作業終了時に機内に米粒が一粒も残留しない。従って次のロットの米と混じることがなく、コンタミ問題が発生しない。また機内の奥まで見れるので、残留米がないことをユーザーも確認できる。
 ・石抜き作業終了時に撰穀板には米粒はもちろん糠ホコリや夾雑物もまったく残留せず、掃き清めた状態になる。ユーザーもそれを確認できる。当然、作業員が清掃する必要はない。さらにオプションにより、とかく塵埃の溜まりやすい機内を自動清掃することも出来、従来の石抜機では考えられない高い衛生レベルを実現した。
 ・最後の米粒まですべて米排出口より排出する。また夾雑物を自動的に、しかも極めて少量の米粒とともに石排出口より排出する。従って作業員が清掃する場合のようにロス米が発生せず、歩留まりも向上する、など。

 能力は7.2t/h。本体価格は320万円。9月20日より全国発売される。 

(2003.9.19)

 

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