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ミルマスター SAFF2A |
穀類加工調製機器の最大手メーカー(株)サタケ(本社=東広島市・佐竹利子代表)では、東京本社において小ロット・コンタミ対応型精米機「ミルマスター」と高速ロータリーパッカー「パッキングマスター」の新製品2機種を発表した。
「ミルマスター」は多様化するユーザーのニーズに対応するため、「高品質」「残留レス」「コンパクト」をキーワードにして開発された、小ロット・コンタミ問題対応の精米機だ。
機種構成は、毎時能力1t・2t・3tの3機種4型式だが、そのうち2t・3tタイプを12月15日より発売する(販売の予約開始は10月1日より)。
「ミルマスター」の主な特長は次の通り。
◎高品質
・精米開始及び終了時の循環精米、自動分銅による精米コントロールで全量を高品質化し、安定した品質を実現した。
・研削+摩擦+摩擦のコンビネーションで、炊飯の目的に応じた精米対応を実現した。
・さまざまな品種に対する適応能力がある。
・米温上昇の抑制を図るとともに、摩擦部に噴風吸引方式を採用し糠切れのよい精米を実現した。
◎残留レス(コンタミネーション対応)
・搗精終了時に残留米を自動排出する。
◎機械のコンパクト化
・空間を十分利用した機械配置と簡略化により、コンパクト化を実現したなど。
「ミルマスター」SAFF3A(3t/h研削+摩擦+摩擦)の価格は1200万円、同2tタイプは880万円、SAF2A(2t/h研削+摩擦)は750万円。
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パッキングマスター SFPM10A |
「パッキングマスター」は、「高能率」「最少端量」「定価格」をキーワードに開発された小ロット・多品種対応の高速ロータリーパッカーだ。
「パッキングマスター」の主な特長は次の通り。
◎高能率
・包装作業以外に関わる作業をできる限り省力化し、パッカーラインとしての能率をアップさせた。
そのため、1.シャフトレスボビンの採用、2.印字位置の自動調整などがある。
◎最少端量
・包装終了時に発生する端量(余った製品:米)を業界初の計量方式で無駄なく包装した。残留排出装置により、一気に機外に出すことも可能だ。
◎低価格
・機能と価格の最適化を目指すため、製造コストを見直し、低価格を実現した。
◎その他の機能・オプション
・自動フィルム蛇行防止装置や製品排出方向切替装置などがある。
・トレーサビリティー対応のバーコードリーダー装置及び真空包装装置や迷路シール装置などがある。
「パッキングマスター」SFPM10Aの価格は2600万円(前記新型精米機とも標準小売価格)。
発売は12月15日より。 (2003.10.6)