|
新型精米機DCM
『DCM-25型』 |
新型石抜機
『DE-2型』 |
同社では、焦眉の急となっている精米工場のコンタミ問題を解決するため、これまで「新型エレコン」、「新型石抜機」、「新型精米機」、「砕粒選別機」を開発してきたが、この度、米穀小売店や小ロット用精米プラントに適した小型の「新型精米機DCM−15,20,25型」と「新型石抜機DE−2型」を開発した。
これらの新機種は、これまで発表されたコンタミ対応機種同様、残留米ゼロ(残留米を取り出す必要がない)で糠ホコリが残らず、高歩留り、高品質を実現した高性能小型精米機であり、新型石抜機も同様に「小ロット生産」、「コンタミゼロ」、「高品質」、「高歩留り」という、今日の米穀業界で求められている全ての要求を満たした小型機種だ。
同社では、近々これらのコンタミ対応小型機種を用いた、モデルプラントの発表を予定している。
新型精米機「DCM−15,20,25型」の主な特長
1.残留米ゼロ。
機内に1粒も残留しないので、次のロットの米と混ざることがなく、コンタミ問題が発生しない。機内の奥まで見ることが出来るので、残留米が無いことを確認できる。
2.糠ホコリが残留しない。
精米終了時の機内に、糠や埃が残留せず、頻繁な清掃作業が不要である。またその機内状況を可視確認できる。
3.ロットの最初から最後までは白度が一定。
玄米や半搗米が混入せず、所定の白度の、安定した品質の精白米を提供できる。
4.ロス米ゼロ。
従来の精米機では、どうしても発生する最初と最後のロス米が発生しない。またコンタミ対応のため無駄になる米が全く出ないので、コストダウンが図れる。
5.高歩留り。
独自の精白機構により、米粒の脱芽率が良く、米粒の凹部である縦溝の除糠率が優れているため、米粒凸部の澱粉質剥離率が極めて少なく、単機ながら最高水準の高歩留りを実現した。従って一層のコストダウンが図れる。
6.濁度の低い精白米。
独自の除糠機構により、米粒の付着糠や遊離糠の発生が極めて少ない。従って最低水準の濁度値の精白米に仕上がり、高品質の商品が提供できる。
7.搗精度が一定。
独自の自動圧力機構により搗精度の一貫性が保て、品質の安定が図られるとともに、オペレーターの負担を軽減できる。
新型精米機の仕様、価格は次の通り。
DCM−15(0.9トン/h)所用動力11.0kw、DCM−20(1.2トン/h)所用動力15.0kw、DCM−25(1.5トン/h)所用動力18.5kw。価格は各機種とも450万円(モートル別、税別)。11月10日より販売されている。
新型石抜機「DE−2型」(特殊砕米分離装置内蔵)の主な特長
1.残留米ゼロ。
石抜き作業終了時に、機内に米粒が一粒も残留しない。従って次ぎのロット米が混じらず、コンタミ問題が発生しない。また機内状態を可視確認できる。
2.糠ホコリが残らない。
石抜き作業終了時に、撰穀板に米粒、糠ホコリ、夾雑物は全く残留せず、清掃作業が不要でオペレーターの作業負担が軽減できる。
3.ロス米ゼロで夾雑物も自動排出。
同機は、最後の米粒まで全て米排出口より排出する。夾雑物は自動的に、極めて少量の米粒とともに石排出口より排出される。従って作業員が清掃する場合のようにロス米が発生せず、歩留りも向上する。
能力は23俵/h、価格は98万円。11月10日より販売されている。 (2003.11.21)