シンジェンタ ジャパン（株）（デニス・ターディ社長、本社：東京都中央区）は今春、新規有効成分ピリフタリドを含む水稲用初・中期一発処理除草剤『アピロスター１キロ粒剤』（農林水産省登録第20981号）、『アピロトップＡ１キロ粒剤36』（農林水産省登録第20987号）、『アピロトップ１キロ粒剤51』（農林水産省登録第20985号）を市場投入した。
「アピロ」剤の有効成分の１つであるピリフタリドは新しいノビエ専用防除剤で、発生前から３葉期までのノビエに高い効果を持ち、しかも長い残効性を有して、減水深等の圃場条件の影響を受けにくい。
３製品は、このピリフタリドに、初期剤として普及され経済的にも有利な同社の有効成分プレチラクロール（商品名：「ソルネット」、「エリジャン」）とＳＵ（スルホニルウレア）系の有効成分を合理的に配合した一発剤として市場展開されている。
水田のヒエは、雑草として水稲との養分競合以外にも、最近問題となっている一部カメムシの宿主としても、徹底防除が必要な強害雑草となっている。ヒエに効果の高い「アピロ」剤を普及することにより、稲作経営に貢献できるものと大きな期待が寄せられている。
『アピロスター１キロ粒剤』は系統ルートで、『アピロトップＡ１キロ粒剤36』（北海道・東北向け）および『アピロトップ１キロ粒剤51』（北陸・関東以西向け）は商系ルートで、それぞれ販売されている。
（２００３．４．８）
