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さらに適用病害拡大『バリダシン液剤5』 細菌性病害13作物16病害にも登録 |
本剤の特長は「21世紀の環境保全型農業にふさわしく、作物・人畜・環境に対する影響が極めて少ない防除剤であること」、「いね紋枯病をはじめリゾクトニア菌や白絹病菌などの糸状菌(かび)病害に優れた効果を発揮し、さらに果樹・野菜・いね等の細菌性病害にも有効で、登録を順次拡大していること」に集約される。 1989年、バリダシンのユニークな作用機構の一つが解明され、本剤の大きな転機を迎えることとなる。 それが、細菌性病害への展望であり、これに焦点をあてた基礎研究の成果としてシュードモナス属菌、エルビニア属菌、キサントモナス属菌の増殖を著しく抑制し、発病を抑えることが判明したのである。 その後1996年に細菌性病害として初めてキャベツ黒腐病に登録を取得し、以後レタス腐敗病、はくさい軟腐病、にんにく春腐病、たまねぎ腐敗病といった野菜5作物の細菌性病害に順次適用拡大した。2000年にはももせん孔細菌病、かんきつかいよう病の果樹細菌性病害にも登録を取得した。 さらに、翌年の2001年には難防除病害「なす青枯病」に生育期茎葉散布剤としてはじめて登録を取得し、以後更にキャベツ軟腐病、レタス軟腐病、だいず・えだまめ葉焼病、いちご角斑細菌病、ばれいしょ青枯病、いね籾枯細菌病に登録を拡大し、リゾクトニア属菌などの糸状菌病害ばかりではなく、細菌性病害防除剤としても広く認知されてきた。
当初、バリダシンは、いね紋枯病の薬剤として開発されたが、その作用性は菌糸の生育を停滞させ、病原性を喪失させるなど、特異な作用を示す。圃場においては、特に病勢の進展を阻止する効果が強く、多発条件下でも的確な効果を発揮する。
また、いねにいつ散布しても稔実障害・減収などの悪影響を及ぼすことがなく、病害の上位進展の状況に合わせ、第3葉鞘より上位に進展させないよう、十分に引きつけて的確に防除することが可能な薬剤として、単剤や各種の混合剤として指導・使用されている。
(2003.8.20)
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