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LPGバルク用超音波式液画面「リベルII
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リコーエレメックス(株)(本社:名古屋、中村高社長)では、LPガス用バルク貯槽の設置台数増加による液面計市場拡大に向け、LPガスバルク用超音波式液面計「リベル」の第2弾として、さらに利便性や性能を向上させた「リベルII
」を発売し、好評を得ている。
超音波式液面計とは、超音波センサユニットをバルク貯槽の底面外壁に取り付け、超音波で液面までの距離を計ることでLPガスの残量を換算し、コントロールユニットに表示するというもの。
同社は、2000年秋に、LPガス業界で初めて超音波式液面計を発売し、その普及を図ってきた。
従来のフロート式液面計と比べると、現場でメンテナンスができるなど保守性に優れており、またLPガス集中監視システムとの接続で、簡単にLPガスの残量確認ができるようになったと、多くのユーザーから評価されてきた。
「リベルII 」は、その間に培ったノウハウを基に、ユーザーからのさまざまな意見・要望に応え、バルク貯槽底面の鋼板の厚さに応じて自動的に周波数を調整する自動チューニング方式の採用、通常の稼働状態でガス残量や消費量、温度など液面の状態変化に合わせて最適な超音波に自動補正する機能の搭載、電池駆動で寿命10年間の実現(当社使用条件による)など、新たな技術(特許申請中7件)の導入により、さらに計測の信頼性と使い易さを向上させた。
新製品「リベルII 」は、高精度の残量計測と双方向通信による随時残量確認ができるため、ガス切れの解消などによる顧客との信頼関係を強化するとともに、今後のバルク貯槽普及・拡大に貢献するものだ。
同社は、今後も超音波事業としてLPガス業界の他でも、各種液面管理システムや流量計測システムなど、新たな商品化の推進を行っていく方針だ。
「リベルII 」の標準価格は6万8000円、初年度5000台の販売を予定している。
(2003.12.4) |