農作業でもっとも負担のかかる作業の一つに草刈作業があり、クボタではこの重労働を軽減するため、従来からGC畦草刈機を販売してきた。GC畦草刈機は、平野部の低い畦周りの作業には適しているが、中山間地や畦の外側の溝・川に面した長い急角度の傾斜部に対しては、これに対応できる草刈機が必要だ。
クボタでは、こうした傾斜面での草刈作業を、楽に効率的に行える「法面(のりめん)草刈機GC−S500」をこの程開発し、発表した。
◎法面草刈機GC−S500の主な特長は次の通り。
・巻き付きのない刈刃構造とフリー刃の採用で、馬力ロスが少なく高密度の草地でも連続した作業ができる。
・駆動力のある大径車輪で急斜面でも横滑りがなく楽な作業ができる。
・作業中でも前後進の切り替えがレバーのワンタッチで出来、効率的な草刈作業が可能となった。
・重心が低いため転倒しにくく、走行レバーを離せば50度の傾斜面でもその場で停止し、停止状態を保持できるので安全性にも優れている。
・低振動で長時間の作業でも疲れにくい。
・エンジンは、始動が楽なEZスタートエンジンを採用。
希望小売価格は21万8000円で4月より全国発売される。 (2004.2.5)
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