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ヤンマー自脱型コンバインGC685
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近年、5〜6条刈の大型コンバインを使用している大規模農家では、長時間作業でも疲れにくく、従来より高能率・高精度で、メンテナンスのしやすい機械が求められている。
そこで、操(操作性・走行性)、高(高能率・高精度)、守(メンテナンス性・安全性)の3拍子が揃った、丸ハンドル搭載の「アスリートプロ」シリーズとして、5条刈のGC580、6条刈のGC685・695を発売する。
◎ヤンマー自脱型5〜6条刈コンバイン「アスリートプロ」の主な特長。
1.トータル能率が大幅にアップ
業界最速の作業スピード1.73m/s(GC580,695)と、籾排出時間の短縮・作業性の向上により、刈取作業全体での時間短縮を実現した。
○あざやかな脱穀選別を実現する「ダブルでロングこぎ胴」=第一の「こぎ胴」で籾を脱粒し、第二の「送塵口処理胴」で藁クズにからまった籾を分離する。また「あざやかローター」で籾の仕上げ処理を行うことにより、高精度・高能率な脱穀選別を実現した。
○高精度な選別を実現する「トリプルファン」=選別送風には、エンジンの温風を選別部に送る「唐箕ヒートファン」と、塵を減らし選別精度をさらに高める「セカンドファン」、塵を機外にすばやく排出する「大径横断流ファン」の「トリプルファン」を採用。
○大容量グレンタンクと豪速オーガ=大容量1,950リットルグレンタンクを装備し、満量の籾排出が「豪速オーガ」により、わずか90秒で可能になった。
○ノークラッチ副変速&ノークラッチ刈取変速を装備。
2.脱穀刈取性能を最大限に引き出す「直噴エコディーゼルエンジン」搭載。
湿田や倒れた稲の刈取など、高負荷作業にもエンジン回転変動が少ないコンバインに最適な「直噴エコディーゼルエンジン」を搭載。安定した刈取・脱穀性能を発揮する。また、「自動定回転制御」「快速制御」「オートデセル」「オーバーロード警報」という従来から好評を得ている機能も装備している。
3.好評の丸ハンドルを進化させ、刈取上下と方向微調整ができるフィットスイッチとホーンを装備した「マルチハンドルFDS」を採用した。
4.刈取作業中に必要な7つの操作を左手の主変速レバーに集中配置し、操作性を大幅に向上させた「オールマイティシフトレバー」を装備。
5.従来機よりも広い室内空間で、振動・騒音を低減させ、エアコンとMDステレオを標準装備したキャビンで長時間の作業も快適にこなせる(C仕様)。
6.低接地圧の実現に加え、車体上昇時の前後バランスの変化を制御する、湿田に強い新開発の「ハイグリップUFO」を採用。
7.メンテナンスの楽な、各部ワンタッチオープン機構を採用など。
価格はGC580で940万円、GC685が1110万円(いずれも税別)。3月より全国発売される。 (2004.3.3)
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