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米のタンパク解析サービスを開始
低グルテリン米種籾も販売−腎臓病患者に朗報

―サタケ―


 (株)サタケは、米に含まれるタンパク質の種類と組成率(含有率)を解析するサービスを、5月中旬から開始する(料金未定)。この解析サービスは、タンパク質の摂取を制限されている腎臓病患者に対応した米の分析などに利用できる。
 また、通常のうるち米に比べ、グルテリン(タンパクの一種)の含有率が少ない米品種、「LGCソフト」の種籾を農家と委託栽培契約し、1kg1000円で昨秋より販売を開始した。
 「LGCソフト」種籾は、グルテリンを大幅に減らしているため、腎臓病患者の病態食として期待されており、また普通米と変わらない食味を実現している。
 分析結果の一例としては、タンパク中の総グルテリン含有量(グルテリンα及びグルテリンβ)が、「コシヒカリ」の42.3%に対し、「LGCソフト」は22.2%と約1/2に減少している。
 なお、この他、通常品種の3〜4倍の大きさの胚芽を持つ巨大胚芽米「はいみのり」の種籾も「LGCソフト」種籾同様、1kg1000円で昨秋より販売している。
 米のタンパク解析、低グルテリン米種籾の販売に関する問い合わせは、(株)サタケ 技術企画室 TEL:082−420−8519まで。 (2004.4.20)

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