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製品数は約400アイテム |
新生系統農薬会社の協友アグリ(株)(淺山哲夫社長、本社:川崎市高津区)が11月1日、関係者の大きな期待のもとに船出した。
園芸分野は、事業戦略の中核をなしているが、ことフェロモンはその核にある。土着の天敵を利用し、IPMをつくっていきたいといい、そのためにも天敵に対してやさしい農薬を組み合わせていくという。 新会社は、安全・安心な農産物づくりに貢献する資材の提供を目指しているが、この意味で、『プレオフロアブル』(有効成分:ピリダリル)は象徴的な製品だという。本剤は、寄生蜂に対して影響が極めて少ないといった特長を有した野菜の害虫防除剤だ。 同社のフェロモンは、りんご用の『コンフューザーR』、なし用の『コンフューザーN』、茶用の『ハマキコンN』とバリエーションに富んでいるが、来春にも市場にお目見えする野菜に重点を置いた『コンフューザーV』への期待は大きい。プレオとの体系防除で普及を加速させるものと思われる。国の「IPMプロジェクト」にも推進力がある。 なお、園芸分野で忘れてはならないのが、自社開発ダニ剤の『バロックフロアブル』(同:エトキサゾール)を特筆しておきたい。各種のハダニへの優れた効果とともに、天敵・訪花性昆虫に対する影響が少ないなどの特長からロングランで人気を呼んでいるという。 協友アグリ(株)の水稲用除草剤もいっそう充実された。
中期剤では、何といっても『マメットSM1キロ粒剤』(同:シメトリン・モリネート・MCPB)が挙げられ、これほど農家に愛されてきた除草剤は少ない。3・5葉期までのノビエに高い効果を示し、鮮やかな効き目に定評がある。 一発剤は、最もラインナップがはかられた分野だ。 『サラブレッドRXフロアブル』(同:イマゾスルフロン・オキサジクロメホン・ダイムロン・クロメプロップ)は、抵抗性雑草対応タイプとして今後の普及が期待されている。オキサジクロメホン(MY−100)は、JA全農とバイエル クロップサイエンス(株)が共同開発したもので、水稲除草剤を一新したものとして高く評価される。 『ボス1キロ粒剤』(同:インダノファン・ピラゾスルフロンエチル・ベンゾビシクロン)もSU(スルホニルウレア)抵抗性雑草対策に魅力を持つ。特に、ベンゾビシクロンの合理的な配合により、近年増加しているSU抵抗性のホタルイ、ミズアオイ、コナギなどの雑草にも有効。 『ザ・ワンフロアブル』・『ザ・ワン1キロ粒剤』(同:イマゾスルフロン・ダイムロン・ペントキサゾン)は、何といっても田植同時散布に魅力があり、除草作業を最も省力化した。 今後の開発品としては、『リーディングジャンボ』(同:イマゾスルフロン・フェントラザミド)を改良した『リーディングSジャンボ』に期待が寄せられている。
『ダントツフロアブル』(同:クロチアニジン)もウンカ類、ツマグロヨコバイ、カメムシ類に対して従来品に増して卓越した効果を発揮する。クロチアニジンは、新しいタイプのネオニコチノイド系の殺虫剤で、浸透移行性に優れ、半翅目、双翅目、甲虫目、鱗翅目、直翅目、アザミウマ目の各種害虫に高い防除効果を示すことで好評を博している。 (2004.11.8) |
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