バイエル クロップサイエンス(株)(ローレンス ユー社長、本社:東京都港区)は、2002年より販売している『アドマイヤー顆粒水和剤』の100グラム規格をアルミ袋から専用計量カップの付いたプラスチックボトルに変更し、この12月より出荷を開始した。
アドマイヤー(一般名:イミダクロプリド)は、水稲、野菜、果樹、ばれいしょ、茶など幅広い作物の重要害虫に優れた効果を発揮するネオニコチノイド系殺虫剤であり、特にアブラムシ類、スリップス、コナジラミなどに長い残効性を示す。
イミダクロプリドは、日本では「アドマイヤー」などの商品名で年間100億円の売上があり、世界的には「コンフィドール」「ガウチョ」、「プロバド」などの商品名で1000億円を超える大型商品に成長している。最近の話題としては、『平成16年度(第5回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰事業』で農林水産大臣賞を受賞している。
『アドマイヤー顆粒水和剤』は、粉立ちせずにサッと溶ける顆粒タイプの製剤として仕上げられた。高希釈倍率での使用のため作物の薬液汚れが気にならないのが大きな特長でファンは多い。新商品は、より使用者の利便性をはかったもので、5000倍〜15000倍(基本は10000倍)といった高希釈倍率の計算にも細かく対応可能となった。 |