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短時間で有機廃棄物を堆肥化 高速発酵促進機RAシリーズを発売 |
シリーズの構成は、1日の処理能力2立方メートルのRA200Eから20立方メートルのRA2000Eまでの、全4タイプとなっている。 昨今、環境問題への関心の高まりや食品リサイクル法、家畜糞尿処理に関する法律の施行などにより、廃棄物のリサイクルが急務となっている。農畜産分野でも畜産糞尿や農産廃棄物の処理で大切なのは、単に処理するだけでなく、流通に乗せることができる肥料を製造することだ。 そのために同社では、高品質な肥料が、短時間で製造できる促進装置として「高速発酵促進機RAシリーズ」を開発し発売したものだ。販売目標は初年度10台で、主に自治体、農畜産関連団体、農家、食品加工業などを販売対象としている。 「高速発酵促進機RAシリーズ」には、主に次のような特長がある。 1.発酵時間の短縮=発酵促進消臭液と火力乾燥による機内の温度調整・撹拌により、約4時間で発酵に適した状態に仕上げる。そのため、肥料製品化が約30日で可能となる(従来方式では60〜90日程度)。 2.水分調整材が不要=近年、入手困難になりつつある籾殻やおが屑などの水分調整材が不要。 3.省スペース構造=処理時間が短く、水分調整材を使用しないので、処理スペースが従来施設の3分の1以下になる。 4.季節変化による影響が少ない=季節の変化に左右されず安定した製品が生産できる。原料は80℃で機外へ排出され、発酵に適した水分に調整されるので、冬期でも容易に安定発酵する。 5.雑菌・雑草種子を死滅=機内で80℃以上となり、排出後も1カ月程度堆積するので、易分解性のものは分解され、有害な雑菌や雑草種子などは死滅する。 6.臭気対策が容易=発酵促進消臭液により臭気を抑制する。臭気の強い原料については、処理時の排気を二次燃焼バーナーによる燃焼法で脱臭することも可能など。 標準本体価格は、RA200Eで1200万円、RA2000Eが6300万円(価格は税別で、運賃・設置諸費用・試運転指導費(4日以上)は含まない)。 (2004.2.26) |
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