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3万トンが落札 12年度第1回SBS米入札(5/23)


 ミニマム・アクセス米のうちの特別売買(売買同時入札、SBS)の第1回入札は、5月23日に実施された。

 申し込み数量は一般米枠に対して7万5664トン、砕精米枠に対して1万2160トンだった。決定数量は、一般米枠が2万6970トン、砕精米枠が3030トンの合計3万トンとなった。

 一般米枠でもっとも数量が多いのは、中国産うるち精米短粒種で9548トンが落札した。買入価格(加重平均、以下同)は6万742円(トン、以下同)、売渡価格は25万471円。次いで米国産うるち精米短粒種で6120トン。買入価格は6万9280円、売渡価格は26万1348円となった。

 また、オーストラリア産うるち精米短粒種は4723トンが落札。買入価格は7万8966円、売渡価格は26万8932円となった。

 価格でもっとも高値で決定したのは、イタリア産うるち精米中粒種で、買入価格18万5650円、売渡価格38万4000円で売買が成立した。数量は34トン。パキスタン産うるち精米長粒種も決定数量は76トン。買入価格は12万5211円、売渡価格は32万53円だった。いずれも一部の外食産業用途として契約されたとみられる。そのほか、タイ産うるち精米長粒種も落札した。

 砕精米枠は、米国、オーストラリア、タイ、中国、ベトナム産となった。米国産がもっとも多く決定数量は1906トン。今回はインド産、ウルグアイ産への申し込みもあったが売買が成立しなかった。

 食糧庁は今年度の入札は合計4回行い、総量を12万とする方針。昨年度のSBSの実績では、中国産米が6万3000トンと半分を超えている。


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